初めてのアルゼンチン入国


2007.12.20〜2008.1.8 アルゼンチン 
ポサーダ → アルビール → ディアマンテ → ロザリオ → ブエノスアイレス → アスール→ バルデス半島 → ガイマン→プンタトンボ→ラスヘラス →プエルトサンタクスス→ リオガジェゴス → ウシュアイア(フエゴ島)
Posadas → Alvear → Diamante → Rosario → Buenos Aires → Azul → Caleta Baldes → Gaiman → Punta Tombo → Las Heras → Puerto Santa Cruz → Rio Garegos → Ushuaia (Isla Grande De Tiera Del Fuego))

 ナッツ農園一家とお別れし、エンカルナシオンへ向かう。ガラガラと音がして振り向くとナンバープレートが振動で切れて脱落してしまった。応急修理に苦戦していると、近くにいた内装工事職人の若者が寄ってきて頼んでもいないのにてきぱきとプレートに穴を開けて針金とシール材で固定してくれた。礼を言ったあと、お金を払うべきなのかと思いポケットに手を入れている間にその男は現場に走って戻ってしまった。こういうちょっとした事が心を豊かにしてくれる。自分もそういう人間でありたい。

エンカルナシオンからパラナ川を渡るとそこはアルゼンチンの町ポサーダ(Posadas)だ。ブラジルからパラグアイに渡った時のように、アルゼンチンもまた独特の町の雰囲気がある。この3国の中で一番垢抜けた洗練された雰囲気がある。

国道14号を延々と南下するのだが、全然景色が変わらずどんどん距離が伸びる。20時ごろようやく日没を迎えアルビールと言う小さな村で投宿する。初めてのアルゼンチンなので金銭感覚がよく分からない。綺麗で洒落たホテルに泊り、オープンテラスのレストランで街の人が楽しそうに自転車やバイクや車でメインストリートを行ったり来たりする様子をピザとビールをたらふく食べて飲みながら楽しんだ。後日計算して見たのだが1泊40ペソ(1400円)飯代は20ペソ(700円)質や量を考えるとブラジルよりも遥かに安い。
 夜は宿の33歳の美人の女将さんと長いこと会話を楽しんだ。僕はこの時スペイン語は全く知らなかったけれど片言のポルトガル語でも結構会話は成立するものだと自信がついた。話によるとこの村はブラジル国境に接しているので純粋なスペイン語ではなくポルトガル語と混ざったポルトニョーロを話すのだそうだ。